・今月は、温熱性の食材を使った体を温めるお手軽レシピをご紹介します。
・鶏肉や長ねぎ、かぶ、ごぼうなどを入れた、生姜の効いた和風スープです。
・寒い時期は、たっぷり作って温め直して食べてもおいしく食べられます。
(1人分約65kcal)
材料(2人分目安)
鶏むね肉(皮なし) 80g
小かぶ 1/2~1個
長ねぎ 1/5本程度
ごぼう 30g
人参 20g
生椎茸 1枚
生姜すりおろし 小さじ1程度
かつお、昆布だし 300cc
みりん 小さじ1
塩 小さじ1/5 醤油 小さじ1
細葱 小口切り 少々
作り方
① 鶏むね肉は食べやすい大きさに切る。
② 小かぶは5ミリ程度厚さの半月切り、長ねぎは斜め切りにする。
③ ごぼうは軽くたわしで洗って、ささがきか乱切りにする。
④ 人参はいちょう切りにする。
⑤ 生椎茸は薄切りにする。
⑥ 鍋にだし汁を入れて火にかけ、ごぼう、人参、長ねぎ、かぶを入れ、中火でゆでる。鶏肉や椎茸も加える。
⑦ 調味料、生姜すりおろしを加えて味を調える。
⑧ 盛り付けて、細葱小口切りを散らす。
先月の健康教室は、「食事と運動で 冬の寒さ対策&冷え性解消」というテーマをとりあげました。冷え性の人もそうでない人も、なるべく体の中から温めたり、運動や生活習慣を工夫することで、体調を整えたりエコであったか生活をおくることができます。薬膳では、食材がそなえている性質の違いをもとに「温熱性」「寒涼性」その中間の「平性」に分けて体調の改善に生かしますが、分類をご紹介し、体を温めたいときの冬の食べ方の目安をアドバイスいたしました。また、椅子に腰かけてできる運動なども皆さんと一緒に楽しみました。
今月の栄養のお話
生活習慣病予防に役立つ栄養クイズ「腸内環境編」
Q1
腸内環境との関連があるとされている疾患はどれ?
(複数あり)
① 大腸がん
② 肥満(メタボ)
③ インフルエンザ
Q2
次の中で、善玉菌はどれ?
① ウェルシュ菌
② ビフィズス菌
③大腸菌
Q3
腸内環境を改善するために、乳酸菌やビフィズス菌を多く含む食材は?(複数あり)
①キムチ
②バター
③ヨーグルト
Q4
オリゴ糖は善玉菌のエサになります。次の中でオリゴ糖が多く含まれる食材は?
①オリーブ油、ココナッツオイル
②ごぼう、グリーンアスパラ
③りんご、いちご
Q5
次の中で食物繊維が一番多いのはどれ?
①納豆1パック(50g)
②筍煮物(50g)
③レタス(100g)
Q6
食物繊維には不溶性と水溶性があるが、次の中で不溶性食物繊維のはたらきは?
①腸のぜん動運動を高める
②食後血糖値を抑える
③コレステロールを体外に排泄
栄養クイズの答え
Q1
①②③
大腸がんは悪玉菌による発がん物質が原因の1つ、太る体質は腸内細菌が関係していることが分かっています。
その他、花粉症やうつ病なども、腸内環境を良くすることで改善が期待されると言われています。
Q2
②
一般的にビフィズス菌は生まれた直後は多いですが、老年期になると減ってきて悪玉菌が増えてきます。
Q3
①③
キムチは乳酸菌が豊富な韓国の漬物。ヨーグルトはおなじみですが、菌の種類によって、インフルエンザ予防、アレルギー症状改善など様々な働きがあるようです。
Q4
②
オリゴ糖は小腸で吸収されず、大腸まで届きます。その他、玉ねぎ、バナナ、大豆などにも多く含まれています。
Q5
①
食物繊維量はそれぞれ、納豆2.9g、筍 1.6g、レタス 1.1gです。生野菜はバリバリ食べてもさほど多くないことが多いですね。
Q6
①
不溶性食物繊維、水溶性食物繊維とちらも腸内環境にとって大切で、食物繊維が多い食品には、たいていどちらも含まれています。
何問正解しましたか?
糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、腎臓病、肝臓病といった多くの疾患の治療には食生活の改善が欠かせません。当クリニックでは、楽しく食事療法を継続して健康でいられるように管理栄養士がサポートしております。これらの食事療法や食品などにつきましてはお気軽にご相談ください。また、当クリニックの管理栄養士は、日本糖尿病療養指導士の資格を取得しております。患者様の立場にたったより良い、糖尿病のケアをめざしていきたいと存じます。よろしくお願い致します。


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松原加奈子 (土曜日, 02 2月 2019 19:32)
とても美味しそう!
試してみたいです(^O^)