即席!梅ちらしずし

今月は、暑い時期にすぐに作れて食欲アップのお手軽レシピをご紹介します。

・梅干しやちりめんじゃこ等と市販のすし酢で、パパッと作る即席ちらしずしです。
・炊きたてのご飯がなくても、茶碗一杯のご飯を電子レンジで熱々にして、混ぜるだけで作れます。

(1人分約150kcal) 


材料(2人分目安)

 熱々のご飯 茶碗2杯分
 すし酢 大さじ2                  
 梅干し(低塩) 大きさに応じて1~2個 
 ちりめんじゃこ(半乾) 10g
        
 さやいんげん  4~5本
 白煎りごま 大さじ1
 鶏卵  1個
  植物油 小さじ1
 
 青じそや貝割れなど 適宜

*梅干しは、カリカリ梅があれば刻んで混ぜてもおいしい。いんげんの代わりに枝豆やきゅうりの塩もみでも。


作り方

 ご飯は、炊きたてでない場合は、電子レンジ加熱して熱々にする。

②  さやいんげんは、さっと塩ゆでするか電子レンジ加熱して小口切りにしておく。

③ 梅干しの種を取り除き、細かく包丁でたたき、すし酢に混ぜる。

④ ご飯に③、さやいんげん、ちりめんじゃこ、白煎りごまを入れ、よく混ぜる。
⑤ 油を薄くひいたフライパンに溶き卵を流し込んで薄焼き卵を焼き、細切りにして錦糸卵を作っておく。

⑥ ④を皿に盛り付け、錦糸卵を飾る。
⑦ 好みで青じそのせん切りなどをちらしてもよい。


先月の健康教室は、「知っとく、納得、実践!~食中毒予防と食品表示のあれこれ~」というテーマをとりあげました。食中毒の原因菌は、腐敗菌と違って、食品中で増殖しても食品の臭いや味、色が変わらないため、気づくことが難しいのです。食中毒菌の種類によってその特徴が違うので、それを知った上で対策をすることが大切です。さらに、今回は、「ノンシュガー、カロリー控えめ」など食品の表示の見方、最近増えている「機能性表示食品」についてとりあげました。

今月の栄養のお話

生活習慣病予防に役立つ栄養クイズ「腸内環境編

Q1

腸内環境との関連があるとされている疾患はどれ?
(複数あり)

 

① 大腸がん
② 肥満(メタボ)
③ インフルエンザ

Q2

次の中で、善玉菌はどれ?

 

 

 

① ウェルシュ菌
 ビフィズス菌
 
大腸菌

Q3

腸内環境を改善するために、乳酸菌やビフィズス菌を多く含む食材は?(複数あり)

 

①キムチ

②バター

③ヨーグルト



Q4

オリゴ糖は善玉菌のエサになります。次の中でオリゴ糖が多く含まれる食材は?

 

①オリーブ油、ココナッツオイル
②ごぼう、グリーンアスパラ

③りんご、いちご

Q5

次の中で食物繊維が一番多いのはどれ?

 

 

①納豆1パック(50g)
②筍煮物(50g)
③レタス(100g)

 

Q6

食物繊維には不溶性と水溶性があるが、次の中で不溶性食物繊維のはたらきは?

 

①腸のぜん動運動を高める
②食後血糖値を抑える
③コレステロールを体外に排泄


栄養クイズの答え

Q1

 ①②③

大腸がんは悪玉菌による発がん物質が原因の1つ、太る体質は腸内細菌が関係していることが分かっています。
その他、花粉症やうつ病なども、腸内環境を良くすることで改善が期待されると言われています。  

Q2

 

一般的にビフィズス菌は生まれた直後は多いですが、老年期になると減ってきて悪玉菌が増えてきます。

 

 

 

 

Q3

 ①③

キムチは乳酸菌が豊富な韓国の漬物。ヨーグルトはおなじみですが、菌の種類によって、インフルエンザ予防、アレルギー症状改善など様々な働きがあるようです。

 

 


Q4

 

オリゴ糖は小腸で吸収されず、大腸まで届きます。その他、玉ねぎ、バナナ、大豆などにも多く含まれています。

Q5

 ①

食物繊維量はそれぞれ、納豆2.9g、筍 1.6g、レタス 1.1gです。生野菜はバリバリ食べてもさほど多くないことが多いですね。

Q6

 

不溶性食物繊維、水溶性食物繊維とちらも腸内環境にとって大切で、食物繊維が多い食品には、たいていどちらも含まれています。


何問正解しましたか?

糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、腎臓病、肝臓病といった多くの疾患の治療には食生活の改善が欠かせません。当クリニックでは、楽しく食事療法を継続して健康でいられるように管理栄養士がサポートしております。これらの食事療法や食品などにつきましてはお気軽にご相談ください。また、当クリニックの管理栄養士は、日本糖尿病療養指導士の資格を取得しております。患者様の立場にたったより良い、糖尿病のケアをめざしていきたいと存じます。よろしくお願い致します。